8月末までPOP　UPで開催中の岡山県笠岡市にある『石田製帽』とイベントを現在開催させていただいております。


イベント紹介の前に石田製帽とのPOP　UPでの取り組みをご紹介させていただきます。

晴天率の高い備中備後地方などで昭和２０年代頃まで農家の副業として盛んに行われてきた製帽事業。多くの帽子工場が生まれたものの、近年は様々な影響を受け残り数件となっています。
「石田製帽」では、国産で高品質な帽子を作り続け、余った材料は一点モノへ、シミなどが出来てしまった材料は藍などで染め直して再利用するなど材料を余すことなく使っています。GREENable　HIRUZENで今回主にご用意しているのは、廃業した工場や会社から受け継いできた材料を使った帽子です。様々な所から受け継いだ材料はそれぞれに特徴を持ち、市場で売られている帽子とは異なる魅力があります。この特徴を活かしたデザインのため、プレーンにして時代や年齢に関係なく長く愛用したい帽子の一つとして活躍してくれることでしょう。


【イベント内容】
石田製帽代表　石田勝士氏をお招きし、ミシンを使って製帽工程の一端を実演。帽子の型や素材などの実物もお持ちいただき、帽子の作り方を実際に見ていただくことができます。
また、帽子のリボン変更ができるカスタムオーダー会を同時開催。承り後、後日お客様のご自宅に郵送させていただきます。
リボン変更は、フランス製のヴィンテージリボンからお選びいただけます。

【期間】
8/21（土）･22（日）　9時～17時（随時休憩あり）
※職人の休憩時は、イベントを一時中止させていただきます。悪しからずご了承ください。

【カスタムオーダー会】
帽子をお選びいただき、リボンを好きなものに変更も可能です。長く愛していただける一品を作ってみませんか。
オーダー承り後、工場にてリボンの貼りつけ、配送。約一週間程度でお届け致します。
※オーダー数、天候などにより配送期間は変更となる場合がございます。
※そのほかにもお悩みをお伺いし、サイズ変更やつばの長さなどご相談に応じます。（モノによってできないこともございます。悪しからずご了承ください。）


―石田製帽―

一貫してシンプルかつ美しいフォルムの帽子を追求している帽子メーカー。ストローハットを中心としたものづくり、そのプレーンなラインと確かな品質は、業界の内外からたくさんの支持を得る。創業は古く、1897年（明治30年）に遡る。創業の地は、現在も本社を構える岡山県笠岡市。瀬戸内海に面したこの温暖な土地で、長く農作業用麦わら帽子の製造に携わり、現在は四代目にあたる4人の兄弟妹が事業を引き継ぎ、緑に囲まれた静かな環境のなか、それぞれがデザインと縫製を手がける。
石田製帽では、帽子がファッションの主役とはとらえず、あくまでも身につけている装いを引き立てる脇役。 帽子に求めるデザインのもっとも大切なポイントは、けっして主張しすぎないこと。装いの雰囲気を壊さないこと。そして、デザインのさらに根底にあるのがかぶりやすさの追求。帽子はファッションであると同時に実用品でもあり、かぶっているときの心地よさがあって、はじめて帽子本来の機能を発揮することができると考える。カラダの一部であるかのようにかぶりやすく、いま着ている服をさらに輝いて見せるような帽子づくりを目指している。

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