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2021.10.05地域

蒜山高原328農園のハチミツ販売開始

本日は新たに入荷しましたハチミツをご紹介したく、蒜山高原で二ホンミツバチのハチミツを採集・販売されている「蒜山328農園」の採蜜体験のレポートと共にご紹介します。

328農園は希少な日本ミツバチの非加熱,純粋生ハチミツ(百花蜜)を販売しています。岡山県北部、大山に連なる蒜山三座の裾野標高500m、ここ蒜山高原でニホンミツバチを育てています。

元々、近年数が減少傾向にある二ホンミツバチの保護を目的に養蜂を始められ、採蜜を優先することなくミツバチが持続的に生育できるように工夫しています。ミツバチの負担を減らすために年に一回この時期に採蜜し、冬に生きていくために必要な蜜はきちんと残し、しっかりと熟成したところだけを少しだけいただく方法をとっておられます。

日本古来の在来種、ニホンミツバチは、何十種、何百種の花から、蜜や、たんぱく源になる花粉を集めることから、“百花蜜”と呼ばれております。
この蒜山高原の豊かな自然環境がこの美味しいハチミツを生み出してくれます。
そしてミツバチの暮らしを守ることは、わずかに残された汚染されていない自然環境を守ることに繋がっています。


「ミツバチの天敵はスズメバチ、そして一番は人間が使う農薬です。農薬ですぐに死んでしまうのです。私たちは、今、ミツバチが暮らせる環境こそ、残していかなければいけません。」と語るのは遠藤さん。お父様・お母様と共にミツバチを育てられております。

採蜜時は重箱のように連なった巣箱の一番蜜が熟成した最上段だけを切り分けます。はじめに、蓋の部分をドライバーなどで音を鳴らしてミツバチを外に追い出します。それでも逃げない場合はミツバチの嫌う風を送って逃がします。その後、ギターの弦で箱を切り取るのですが、その際どうしても数匹のミツバチが引っかかって死んでしまうそうです。その話をされる際の遠藤さん一家は、本当に悲しそうな表情をされているのが印象的でした。その後も一匹一匹丁寧に追い出される姿を見て、本当にミツバチを愛されているのを感じました。

その後、ご自宅でハチミツから不純物を取り除く工程などを一緒に経験させていただきました。機械を使用せず昔ながらの要領で作られるその様は、本当に自然と共生されているのだと感心しました。

養蜂に無駄がなく、蒜山の百花蜜を絞った後の巣は、再度水につけて蜜水を作り冬場のミツバチたちの餌にしています。その後、蜜蝋にして、クリームやろうそくなど先人達が行っていたように、少しも無駄にしません。このほかにも二ホンミツバチは西洋ミツバチに比べて1/5程度しか採蜜できず採算が合わない話や、デリケートな二ホンミツバチのために巣箱も廃屋資材やパレットなどを利用していることなど様々なお話をお伺いしました。


ミツバチが一生に集められる蜜の量は、一匹でたったのティースプーン1杯。
遠藤さんの想いとこの希少なハチミツを皆様にぜひお届けさせてください。



・「越夏」…価格 4,320円(税込)   
夏の間、蜂の巣のなかで熟成させている越夏。華やかでフルーツのような味わいが特徴です。

・「越冬 QUEEN」…価格 10,800円(税込)
華やかでフルーツのような味わいが特徴ですが、越夏よりも深みのある味が特徴です。後味も爽やかに流れていきます。
花粉があまり混ざらないように搾ることにより、蜂蜜そのままの味を味わえます。

・「越冬 KING」…価格 10,800円(税込)
華やかでフルーツのような味わいが特徴ですが、越夏よりも深みのある味があり花粉のほのかな酸味が特徴です。後味も爽やかに流れていきます。
QUEENに比べ花粉がたくさん混ざるように搾り、花粉のほのかな酸味が感じれる味

通常蜂蜜は、ミツバチが春から集め始めた蜂蜜を、秋に採蜜しますが「king」と「queen」は1年以上蜂の巣のなかで熟成させているのが特徴です。
秋のスズメバチや冬から春にかけての害虫、害獣を乗り越えて初めて採蜜できる大変希少な蜂蜜です。
今期は量産できず市場には出回っていないものですが、特別にここGREENable HIRUZENにご提供いただきました。


遠藤さんのミツバチに関する日記が面白いので、こちらもご参照ください。
https://home.tsuku2.jp/mailmagList.php?scd=0000140824

希少なハチミツの食べ比べセットもご用意いたしました。
ECにてお買い求めいただけますので、下記ご確認ください。

詳細はこちら

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